大抵、どんな女性でも(私のようなズボラでさえ)毎日の洗顔は欠かさないでしょう。しかし、洗顔料や洗顔法について正しい知識を持つ人は意外と少ないようです。そこで今回は、アナタの顔をさらに美しく磨き上げる洗顔についての6つの真実についてご紹介します。
1.洗顔料には「うるおい」も「美白」も関係ない
洗顔料によっては「うるおい成分を配合」とか「美白になる」といった機能をウリにしているものがあります。ですが、こうした成分はすすぎと同時に全部排水溝へ流れてしまいます。なので洗顔料はあくまで顔の汚れを落とすためのものと割り切って選びましょう。
2.洗顔料の「弱酸性」は意味がない
私たちの肌はph値が6程度の弱酸性です。なので、洗顔料も弱酸性であれば肌にやさしいと思っているかもしれませんが、実は間違いです。ポイントは水道水。水道水は中性なので、すすぎ後の肌は中性になります(洗顔料を顔につけっぱなしにするなら弱酸性です)。なので、洗顔料よりも洗顔後に弱酸性の化粧水をつけるほうが大切です。現在の化粧水は大抵が弱酸性です。
3.石鹸は固形も液体も泡タイプも皆同じ
「石鹸は固形よ!」「いや、液体よ」「なにいってんの?泡でしょ!?」と、誰もが1度や2度は石鹸の好みで友達と掴み合いになったことがあるかと思いますが、実はどれを選んでも石鹸の良し悪しに違いはありません。重要なのは配合されている成分。ただ、傾向として、クリームや液状は肌へのやさしさをウリにしていることが多いので、結果として洗浄力が弱い傾向にあります。
4.泡立ちが極端に悪いものは洗浄力が弱い
ちょっと語弊があるかもしれませんが、まったく泡が立たないものはアトピー肌用など敏感肌用に作られています。一般の人は泡立つ洗顔料を使う方がいいでしょう。
5.1分以上洗うと角質が崩れる
顔を綺麗にしたいあまり、ごしごしと1分以上洗うのはキケンです。そもそも角質は非常に薄いので、古い角質は水で洗うだけでも落ちます。それ以上洗うと古くない角質までダメージを受けてしまうのです。ただ、女性は化粧の油分が残っている場合がありますので、水だけでなく洗顔料を使い1分程度で顔をサクっと洗うのがオススメです。特にニキビ肌や毛穴の汚れが目立つからといって強く洗顔すると、かえって悪化させる危険性があります。
6.洗顔は1日2回まで
米国皮膚科学会が発表した洗顔法によると、洗顔は1日2回までが良いとされています。洗顔をすると顔の皮脂が落ちる一方、乾燥を補おうと顔から新たに皮脂が分泌されます。洗いすぎは前述した角質へのダメージを引き起こすほか、過剰な皮脂分泌の原因となりますので控えたほうがいいでしょう。
【蛇足】
個人的にはオルビスのアクアフォースの洗顔料(マイルドウォッシュ)が、泡が細かくさっぱりとしていてオススメです