寝なきゃいけないのに、なかなか寝付けず睡眠不足が続いている…という不眠症のアナタ。もしかしたら、食べ物が原因かもしれません。寝る前にコーヒーを飲んでは行けないというのはよく知られていますが、それはカフェインが興奮作用をもたらすから。逆にいえば、精神の安定作用がある食べ物を摂取することで、心地よい睡眠をうまく誘導することができるのです。そんな食べ物を集めてみました。
1.牛乳
牛乳は必須アミノ酸の一種であるトリプトファンが多く含まれています。このトリプトファンが、睡眠ホルモンといわれるメラトニンの分泌を促すことで、眠気を誘発します。寝る前に1杯のホットミルクを飲む事で寝付きが違います。
2.そば
主食となる穀物の中では、そばは最も多くのトリプトファン(192mg/100g中)を含んでいます。眠れない日が続く場合には、ご飯に替えてそば中心の食事を目指しましょう。
3.大豆
豆食品には植物性のトリプトファンが含まれており、動物性のそれよりもセロトニンを分泌しやすいとされています。食事としては納豆や豆乳が摂取しやすいでしょう。
4.さくらんぼ
1g中に13.5ngのメラトニンが含まれており、「食べるメラトニン」とも呼ばれています。また、甘いものよりも、酸味の強いもののほうが含有量が高いです。
5.バナナ
バナナはトリプトファンに加え、マグネシムとカリウムがふんだんに含まれています。これらのミネラルは筋肉の緊張を緩め、緊張をほぐしてくれます。
6.カモミールティー
カモミールには中枢神経を鎮静するエステル類の芳香成分が多く含まれています。寝る前に飲む事で体を温め、心を穏やかにします。
7.レタス
あまり夜のイメージがしない野菜ですが、意外にもレタスにはラクチュコピクリンという催眠作用があるポリフェノールが含まれています。
8.セロリ
セロリには独特の香りを持つアピインという成分が含まれており、精神を安定させる作用があります。レタスと合わせて上手に摂取するとよいでしょう。
9.赤身魚
赤身魚には多くのトリプトファンが含まれています。ただし、消化に悪いため、寝る直前に食べるとむしろ消火活動が活発化し、睡眠に悪影響を及ぼします。少なくとも、睡眠3時間前に食事を済ませておくことが大切です。
参考サイト:
http://www.helpguide.org/articles/sleep/how-to-sleep-better.htm