各地で洪水が増えている
スマホによって近い将来、洪水が予測できるようになるかもしれません。
九州地方での大雨により大きな被害が出ています。それだけでなく、ここ数年大雨や豪雨により各地で洪水などの水害が増えています。これは異常気象によるもので、日本のみならず、タイやスリランカなど世界各国で起きている世界的な課題といえます。
実際、仕事帰りや買い物中に突然の豪雨で、体をびしょびしょにしてしまったことがある人は少なくないはず。でも、こんな経験もまもなく過去のことになるかもしれません。
2020年までに、予測者は、携帯電話の信号を使用してストリートごとに降雨を予測することができます。
科学者たちは現在、雨量を監視するために15のレーダー局のネットワークを使用していますが、正確さは1km四方程度なのでまだ誤差が生じています。
携帯電話のインフラを使用し制度の高い降雨予測が可能に
最新の研究結果によれば、雨が携帯電話の電波塔を通過するとき、高周波電波が大気中の雨の小滴によって吸収されることを発見しました。これは、基地局間の降雨量に応じて信号強度が変化することを意味します。このデータを使用して、いわゆるマイクロ天気を監視し予測することが可能になりました。
次世代の5G携帯電話ネットワークが2020年ごろに発表されると、その信号はさらに詳細な情報を提供するはずです。つまり、より細かいメッシュで雨量が予測できるようになるわけです。
予測の精度が高まれば早期に予報を出すことができますし、土嚢などで水害の対策をする時間が作れます。さらに警報を早めて住人の避難のための時間を作り、注意を促すことができます。
異常気象を減らすことは難しいかもしれませんが、迫り来る危機をテクノロジーによって対策することはできるかもしれませんね。
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