多くの女性が苦しむ生理痛。私も若い時は非常に重く(特に2日目)、月に1度は学校を休んでいた経験があります。生理痛 が起きる原因は様々ですが、卵胞ホルモン(エストロゲン)の乱れや、ストレスによる自律神経の不調がその原因の1つとして考えられています。これらを解消し、苦しい生理痛をやわらげる8つの方法をご紹介します。
1.ブスコパンAを飲む
生理痛にロキソニンやバファリンを飲むという方が多いと思いますが、ネットでは「ブスコバンAが生理痛に効く」と話題になっています。生理痛の痛みは子宮が収縮することで引き起こされるもの。ブスコパンAは胃腸薬として販売されていますが、内臓の収縮を緩める効果があるため、生理痛にも効果が高いのです。実際、産婦人科では月経過多の時にブスコパン10mgが処方されることがあります。
2.生理痛に効くツボを押す
生理痛を感じたら「三陰交」というツボを押してみてください。足首の内側の、骨が盛り上がっているところから指4本分くらい上(7~8cm)にあります。マッサージするだけでなく、お灸や針も効果的です。
3.アロマオイルを嗅ぐ
日々の生活のストレスも生理痛の原因となります。多くのアロマオイルにはストレス解消効果がありますが、中でも生理痛に特効があるのが「イランイラン」です。ハンカチに1滴たらし、仕事や勉強中の合間に嗅ぐとよいでしょう。
4.布ナプキンを使う
多くの使い捨てナプキンには化学物質や石油由来成分が含まれており、デリケートゾーンに直接当たることでかぶれなどの肌トラブルを起こすことがあります。その不快感がストレスとなり、生理痛を重くする場合があります。そこでオススメなのが布ナプキンです。紙ナプキンに比べ通気性が高く、天然素材のため付け心地がとてもよいことで注目されています。もちろん再使用できるのでエコであることもメリットです。
5.体を温める
湯たんぽや蒸しタオルなどで、おしりの割れ目の上にある骨の部分(仙骨といいます)と、おへその下(指1〜2本分あたり)を温めてください。これによりエストロゲンの働きを活発にし、生理痛を和らげることができます。
6.豆乳を飲む
大豆イソフラボンにはエストロゲンと似た効果があるため、エストロゲン不足が生理痛を引き起こしている場合には効果があります。ただ、エストロゲンは多すぎても生理痛の原因となるため、改善がみられない場合には控えたほうがよいでしょう。
7.ヨガの「橋のポーズ」を取り入れる
ヨガの動きの1つである「橋のポーズ」(セツバンダアーサナ)には、骨盤を調整し体を温める効果があり、つらい痛みを和らげてくれます。
- 仰向けになり、足を腰の幅と同間隔にして膝を立てます。
- かかとをできるだけお尻に近づけます。
- 息を吐きながら、膝から肩までが一直線になるまでお尻をもちあげます。
- そのまま30秒ほど保持してください。息を吐きながらリリースします。
8.ピルを試す
ピルは避妊薬として知られていますが、生理痛の予防や卵巣ガン・子宮ガンの予防などにも使われています。ピルを服用すると、排卵が抑制されることで経血が減り、生理痛が緩和されます。まずは医師と相談の上、処方してもららうほうが良いでしょう。
番外編
食事について
生理中はビタミンや鉄分が不足するので、サプリで補いつつバランス良く食べることが大切。カフェインや添加物が入った食品はさけること。
運動について
月経の始まる1週間ほど前から軽めの運動を心がけ、血流を良くしておくと効果的です。
生理による肌荒れについて
生理前のホルモンバランスの変化により肌が荒れてしまうこともあります。ある程度は仕方のないことなのですが、バランスの良い食事や、運動により症状を緩和できることもあります。
最後に
生理痛がひどい場合には、子宮内膜症、子宮筋腫の恐れもありますので、早めに医師に相談することをオススメします。