みなさんは昨日の夜の食事が何だったか、すぐに思いだせますか? 私は全く思い出せません。でも、気にやむ必要はなさそうです。イギリスで行われた最新の調査で、毎日オレンジジュースを飲むことで「脳力」が改善することがわかったのです。
調査では約2ヶ月にわたり、37人の健康な被験者に500mlのオレンジジュースを飲ませました。すると、脳の記憶力、会話、反応時間に改善が見られたとのこと。研究者たちは、オレンジに多く含まれるフラボノイドがその要因だと示唆しています。
フラボノイドが認知機能を改善
フラボノイドは、脳にある学習と記憶情報を関連付ける「海馬」の神経伝達経路を活性化し、記憶を改善します。科学者たちは仕組みについて「正確には解明しきれてませんが、化学物質が血流を改善し、神経細胞を酸化ダメージから保護することで神経伝達の効率を向上させるからでは」と推測しています。
イギリス・レディング大学のDaniel Lamport博士は「世界中で高齢化が進んでおり、2100年には60歳を超える人が現在の3倍もの数になります。ですので、シンプルで、コストパフォーマンスのよい認知機能の強化方法を見つけることが不可欠なのです」と言います。
高齢先進国である日本にとって(そして私にとって)、このニュースは朗報ですね。早速、オレンジジュースを爆買いしたいと思います。